キーウの小児病院などにミサイル攻撃 ウクライナ各地で31人死亡

ウクライナの国旗をイメージした写真

ウクライナ各地で8日午前、計40発以上のロシア軍によるミサイル攻撃があった。

クリメンコ内相らによると、首都キーウなどで少なくとも31人が死亡し、110人以上が負傷した。

救助活動が続いており、死傷者は増えるおそれがある。

キーウでは、中心部にあるオフマディト小児病院(720床)も被害を受けた。

同病院はロシアの全面侵攻開始前の時点で年間1万件の手術を行い、2万人の子どもの治療を担っていた。

非常事態庁がSNSに投稿した写真では、市民ががれきの撤去を手伝う様子が写っている。

当局によると、キーウ市内の死者は17人、負傷者は41人に上る。

ゼレンスキー大統領は「ロシアは完全な責任を負わなければならない。世界が沈黙しないことが重要だ」とSNSで訴えた。

ウメロウ国防相は「空と民間人を守るため、支援国がさらに兵器を供与する素早い決断が必要だ」と呼びかけた。

各地の当局によると、ゼレンスキー大統領の出身地、中部クリビーリフでは10人が死亡し、41人が負傷した。

また、東部ドネツク州ポクロウスクで3人、中部ドニプロで1人の死亡が報告されている。

参照元∶Yahoo!ニュース