春の行楽シーズンを襲う「ホテル価格高騰」、3つの裏事情 東京や京都は1年で5割上昇、「値上げの弊害」も?
東京でも桜が開花しはじめるなど、春の行楽シーズンがやってきた。
子どもの春休みなどが重なるこの時期は日本人観光客が国内旅行に出かけるほか、多くの外国人観光客も日本を訪れるため、観光地は賑わいを見せる。
一方、ホテルの客室単価が近年急激に上昇している。
2023年にはパレスホテル東京(千代田区)の3~4月の平均客室単価が10万円を超えた。
大型日系ホテルとしては異例の価格だ。
「東京や京都などの平均客室単価は去年の同時期と比べて5割程度上昇している」。
全国展開するビジネスホテル大手の関係者は3~4月の見通しをそう語る。
インバウンド客が殺到している観光地のホテルは、2024年も価格が高騰することになりそうだ。
また、単価が高騰しているのはビジネスホテルだけではない。
大手ホテル予約サイトを見ると、オークラ東京(港区)は約11万8000円(4月8日から1泊の素泊まり料金、48平米)、パーク ハイアット 東京は約19万8000円(同、55平米)とラグジュアリーホテルも強気の価格設定をしている。
参照元:Yahoo!ニュース