石川遼が逆転で2季ぶりのツアー19勝目 大会実行委員長がプレーでも盛り上げた 「すごくいいゴルフがずっとできていた」

プロゴルファーを撮影した写真

男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 最終日(23日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

2打差2位から出た大会実行委員長の石川遼(カシオ)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算21アンダーで逆転優勝。

2022年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来となるツアー19勝目を挙げた。

ウォーターシャワーで祝福され、優勝インタビューでは自ら手にマイクを持って対応。

「すごい苦しい1日でしたが、ボギーを11番のロングで打ってからうまく気持ちを切り替えていいプレーができたかなと思います。(4日間は)すごくいいゴルフがずっとできていた。感触も悪くなかった。応援ありがとうございました。天候は最後雨になったが、気を付けて帰ってください」と来場したギャラリーも気遣った。

締めには「お~、19勝目か」と実感を込めた。

ともに21歳の金子駆大(こうた、フリー)と、田中裕基(名阪急配)と20アンダーで並んで迎えた16番パー5で2.5メートルのバーディーパットを沈めて抜け出すと、17番パー3ではティーショットを50センチに突き刺し勝負を決した。

大会実行委員長として、1週間を盛り上げた。

予選ラウンド2日間は後半9ホールをピンマイクをつけてプレーするというツアー史上初の試みに挑戦。

風、距離、マネジメントなど臨場感あふれる佐藤賢和キャディーとのやりとりを、視聴者に届けた。

「普段もリアルにこんな感じでやっている。映像を通して楽しいと思ってもらえたら」と話していた。

トップで迎えた3日目は69と伸ばしきれず2位に後退も、ツアー35度目の最終日最終組を前に心を躍らせていた。

「明日は今日の反省も生かしていい日にしたい。156人が出ていて、一握りの選手しか勝つか負けるかの勝負はできない。そこに最後に入れたら本当に最高っすよね。なので明日もう一度、修正できるところを修正したい。将棋で王手がかかったといっても、すぐに詰むわけではない。そこからが本番」と意気込んでいた。

参照元:Yahoo!ニュース