22日~24日 今度は日本海側でも大雨 災害レベルのおそれも 土砂災害などに警戒

大雨

22日(土)から24日(月)にかけて、梅雨前線の活動が活発になる見込み。

これまでは太平洋側で大雨となっていましたが、今度は日本海側でも雨量が多くなり、広い範囲で警報級の大雨となるおそれがある。

土砂災害など、大雨による災害に警戒が必要。

22日(土)は西から梅雨前線が北上し、前線上の黄海付近には低気圧が発生する見込み。

23日(日)は低気圧が日本海へ進み、前線や低気圧に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるだろう。

24日(月)は低気圧が北日本付近へ進み、前線はやや南下する見込み。

22日から24日にかけては各地で断続的に雨が降り、局地的にカミナリを伴って激しく降るだろう。

この期間で、特に警戒が必要なのは23日。

前線活動の程度によっては、非常に激しい雨が降るおそれがある。

今後、各地で予想される降水量は、以下の通り。

〇21日18時~22日18時九州北部地方 120ミリ

〇22日18時~23日18時東海 200ミリ、北陸地方、近畿地方、中国地方、九州北部地方 150ミリ

〇23日18時~24日近畿地方 120ミリ、東海地方、北陸地方 100ミリ、中国地方 80ミリ

鹿児島県や伊豆半島など、すでにこれまでの大雨で地盤が緩くなっている所がある。

今後少しの雨でも災害が発生するおそれもある。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してほしい。

今週末は梅雨前線が日本海まで北上し、広範囲に熱帯由来の非常に湿った空気が流れ込む。

さらに日本海からも水蒸気が補給されるとなれば、日本海側の大雨リスクがさらに高まることが考えられ、災害が発生するレベルの大雨になる可能性も考えられる。

21日現在、中国地方、北陸地方、東北地方はまだ梅雨入りの発表がありませんが、いきなり梅雨最盛期、あるいは梅雨末期レベルの大雨のおそれがある。

特に、能登半島地震の被災地では地盤が緩んでいるおそれがあるので、土砂災害に警戒が必要。

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいもの。

そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つだ。

①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもある。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてほしい。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておこう。

②非常用品の準備をしておこう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてほしい。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してほしい。

③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておこう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてほしい。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけよう。

参照元∶Yahoo!ニュース