米がブラジル判事のビザ制限、ボルソナロ氏裁判巡り ルラ氏反発

ブラジルの国旗を撮影した写真

ブラジルのルラ大統領は19日、ボルソナロ前大統領の裁判を担当する判事らに対する米国のビザ(査証)発給制限は「恣意的」で「根拠がない」とし、司法に対する外国の干渉は「容認できない」と述べた。

米政府は18日、ブラジル最高裁のモラエス判事と家族、その他裁判所関係者に対しビザ発給を制限すると発表した。

同最高裁がボルソナロ氏の自宅の捜索令状を発布したことを受けた措置。

ルラ氏は「いかなる者による脅迫や脅威も、ブラジルの権力と機関の最も重要な使命、すなわち民主的な法の支配を恒久的に擁護し維持するという使命を損なうことはないと確信している」と述べた。

トランプ氏はボルソナロ氏の裁判を「魔女狩り」と非難。

8月1日からブラジル製品に50%の関税を課すと警告している。

ボルソナロ氏は2022年大統領選で敗北した結果を覆すためにクーデターを計画した罪で公判中。

参照元:REUTERS(ロイター)