生後35日の子、栄養失調で死亡 ガザ、軍が支援物資の搬入を制限

パレスチナ自治区ガザの北部ガザ市にあるシファ病院で19日、生後35日の新生児が栄養失調で死亡した。
同病院のアブサルミヤ院長の話として中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。
ガザへの支援物資搬入はイスラエル軍に制限されている。
シファ病院には、多数のけが人や栄養不足で路上で倒れている人々が運び込まれるが、医薬品などが足りず施せる処置は少ない。
19日は新生児の他にもう1人が栄養失調で亡くなったという。
世界食糧計画(WFP)は11日時点で、約50万人のガザ住民が飢餓状態だと見積もる。
国連人道問題調整室(OCHA)によると、特にガザ市で栄養不足の妊婦による早産が多く、医療施設が新生児を看護できる限界を超えているという。
最南部ラファでは、米イスラエル主導の配給拠点周辺でイスラエル軍による発砲が相次ぎ、多数が死亡。
19日にも軍が発砲し、少なくとも32人が死亡したと伝えられている。
参照元:Yahoo!ニュース