ウクライナのEU加盟、34年までは公算小 独首相

ドイツの国旗を撮影した写真

ドイツのメルツ首相は18日、ウクライナが2034年までに欧州連合(EU)に加盟する可能性は低いとの見方を示した。

EUの28─34年の中期財政計画に影響が及ぶ時期のウクライナのEU加盟に疑問を呈した。

メルツ首相はベルリンで行われたルーマニアのダン大統領との会談後、「われわれにとって絶対的な最優先事項は、ウクライナにおける戦争の終結に向けてあらゆる手段を講じることだ」と改めて表明。

「ウクライナ復興についてはその後、話し合うことになるが、それには何年もかかるだろう」と述べた。

EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は2月、ウクライナのEU加盟について、現在のペースで改革が継続されれば30年よりも前に実現する可能性があると述べていた。

参照元:REUTERS(ロイター)