【ノミ大量発生】大阪の幼稚園で臨時休園へ 犯人は野良猫じゃなくイタチ?

大阪市港区の市立幼稚園で、14日に職員がノミの大量発生を確認し、園は臨時休園となった。
ノミは玄関や教室など建物全体で確認され、園では園児への影響を考慮して緊急連絡を行った。
6月下旬からノミの目撃情報があり、7月8日には専門業者による駆除を実施。天井裏でイタチの死骸が見つかった。
ノミはこのイタチに寄生していたとみられ、同日に薬剤の散布などの対策も行われた。
現在のところ、園児に体調不良を訴える報告はないようだ。
なぜ大都会の幼稚園でノミが大量発生したのか、今後の対策などを見ていこう。
大阪市の幼稚園でノミが大量発生したというニュースを見て、はじめは「野良猫が原因かな」と思った。
しかし実際はイタチだったようだ。
近年、イタチは農村や山林だけでなく、住宅地や市街地でも目撃されるようになっており、夜になると猫より小さく俊敏に動く姿が確認されている。
屋根裏や倉庫、庭などに侵入し、さまざまな被害をもたらす。
中でも注意すべきは、ノミやダニなどの外部寄生虫を媒介するリスクだ。
イタチは鋭い歯や爪を持ち、雑食性で、子猫が狙われることもある。
また、行動範囲が広く他の動物とも接触が多いため、体にノミを多く付けたまま家庭内に持ち込む可能性がある。
屋根裏に住み着くと、排泄物や体に付いたノミが家中に広がり、人やペットにかゆみ、皮膚炎、さらにはペットの貧血といった健康被害を引き起こす。
対策としては、屋根裏や倉庫のすき間を塞ぎ、生ゴミやペットフードを外に放置しないなどの環境整備が重要だ。
侵入が疑われた場合は早めに自治体や専門業者に相談を。
ノミは完全に駆除しないと翌年の夏にも再発する恐れがある。
猫が原因で家中にノミが発生した例もあり、犬や猫のノミの予防も大切だ。
参照元:Yahoo!ニュース