「セサミストリート」エルモのXアカが乗っ取り被害、ユダヤ人絶滅呼び掛け

米国生まれの子ども向けテレビ教育番組「セサミストリート」のキャラクター、エルモのX(旧ツイッター)アカウントが13日に乗っ取られ、反ユダヤ主義や反ドナルド・トランプ米大統領の投稿を共有した。
同アカウントには、ユダヤ人の絶滅を呼び掛けるメッセージや、トランプ氏をイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の「操り人形」と呼ぶメッセージが大量に投稿された。
幼い視聴者に優しさと忍耐を教えてくれる、ふわふわの赤いモンスター、エルモのXアカウントには、約65万人のフォロワーがいる。
同アカウントのアーカイブ版には、13日午後に複数のメッセージが公開されたことが記録されていた。
これらのメッセージは後に削除されたが、乗っ取りに関連したと思われるテレグラムページへのリンクがアカウントのプロフィル欄に残っていた。
セサミストリートを制作する非営利団体「セサミ・ワークショップ」は、これらの投稿の背後には正体不明のハッカーがいると述べている。
同団体の広報担当者はAFPの取材に書面で回答し、「エルモのXアカウントはきのう、正体不明のハッカーによって一時的に乗っ取られ、反ユダヤ主義や人種差別的な投稿を含む不快なメッセージを投稿された」「アカウントはその後、回復した」と述べた。
参照元:Yahoo!ニュース