ロサンゼルスで下水トンネル崩落、作業員約30人が自力脱出

ロサンゼルス市内を撮影した写真

米カリフォルニア州ロサンゼルス南部のウィルミントンで工業用トンネルが崩落し、作業員約30人が一時閉じ込められたが、全員が自力で脱出したと、ロサンゼルス市消防局(LAFD)が9日に発表した。

作業員らにけがはないという。

崩落現場では一時27人の作業員が閉じ込められ、近くにいた4人が救出支援に当たった。

LAFD幹部は「助けが来るまで作業員らはがれきをよじ登り、自分たちで脱出の方法を見つける必要があった」と話した。

崩落したトンネルは直径5.5メートルで、市の下水処理用に建設されているもの。

事故は出入り口から8キロ余り離れた建設が終わった地点で発生し、100人以上が救出に当たったという。

ロサンゼルスのバス市長は「ウィルミントンのトンネルに閉じ込められていた作業員全員が救出され、安否が確認されたことをLAFDが報告した」とし、対応に当たった関係者に感謝すると述べた。

参照元:REUTERS(ロイター)