オープンAI、ロビンフッドとの提携否定 株式トークン巡り

業務提携しているビジネスマン

米オープンAIは2日、米インターネット証券大手ロビンフッドが今週発表した株式トークンを巡り、ロビンフッドと提携していないと表明した。

ロビンフッドは先月30日、欧州連合(EU)加盟国に住む利用者向けに、200銘柄を超える米国株や上場投資信託(ETF)を取引できるトークンの提供を始めたと発表。

7月7日までに株式トークンの取引登録をしたEU圏内の対象ユーザーに対し、非上場企業であるオープンAIとスペースXの株式トークンを5ユーロ相当プレゼントすると発表した。

オープンAIはこれについて、このトークンを推奨しておらず、トークンの提供にも関与していないとXに投稿した。

ロビンフッドの広報担当は「限定的な」キャンペーンであり、特別目的事業体(SPV)への出資によって提供が可能になったと説明。

SPVの詳細は明らかにしなかった。

株式トークンを巡っては、証券投資のあり方を根本的に変える可能性を秘めているとの期待が膨らんでいるが、非上場企業の株式は取引が厳格に管理されており、そうした株式に連動するトークンの発行には課題が多い。

スペースXのコメントは現時点で取れていない。

参照元:REUTERS(ロイター)