多湿な季節の「パヤ毛」悩み対策ケアとスタイリング アホ毛とどう違う? きょうからへア活

毛髪をイメージした画像

「パヤ毛」という言葉をご存だろうか。

この時期の髪の悩みのキーワードだ。

語源は定かではないが、不規則にうねって乱れた髪を指す。

切れて短い「アホ毛」とは違い、パヤ毛は日頃のダメージや加齢で細く弱くなり、うねりなどの「くせ」が出やすくなっているのが特徴だ。

パサついてしまっていることが多く、それゆえ特に夏は汗などの湿気を内側に吸収しやすい。

水分を含むと、髪を守るキューティクルが開いて、髪の内側の「形をキープする機能」が崩れてしまう。

その結果、くねくねとしたパヤ毛が生じ、ヘアスタイルが乱れてしまう。

今回はそんなパヤ毛をおさえる方法を紹介する。

まずは予防。

効果的なのは入浴後のケアだ。

方法の一つは、水分をタオルで拭ったあと、乳液タイプの洗い流さないトリートメントを髪につけること。

これでパサつきを予防する。

次に、ドライヤーで乾かす。

ぬれたままだとキューティクルが開きっぱなしとなり、髪のうねりの原因となるからだ。

乾けばキューティクルが閉じて蓋のように働き、髪の内側の水分を保ちつつ、同時に湿気の吸収も防いでくれる。

より念入りに対策をという場合は、さらにヘアアイロンを髪にあてよう。

乳液タイプのトリートメントに限ったおすすめケアで、オイルタイプのトリートメントをつけた後は、髪を傷めてしまう恐れがあるのでやめよう。

次にお出かけ前のパヤ毛対策だ。

くしにハードスプレーをふきつけ、髪の表面をなでるようにとかす。

すると、もやっと浮かび上がった毛がおさまって、まっすぐつやのあるヘアスタイルが復活する。

こうしたセルフケアが面倒だ、という場合は、美容室で「エイジング毛」をケアするトリートメントの施術をしてもらおう。

髪の「うねり」ケアをうたったヘアケア用品の発売が相次ぐ。

ロート製薬は令和6年9月、うねり補修成分を配合したヘアマスク「Gyutto(ギュット)」を発売。

シャンプー後の髪に塗布し洗い流すタイプのトリートメント剤で、うねり補正成分としてアミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムや乳酸などが配合されている。

今年6月には、韓国のヘアケアブランド「UNOVE(アノブ)」が、うねりケアをうたうシャンプー、トリートメントなどを日本で発売。

加水分解コラーゲンや加水分解シルクなどの補修成分を配合し、湿度の高い環境でも髪の状態を安定させるという。

参照元:Yahoo!ニュース