合成麻薬フェンタニル 警察庁長官「事件として扱うべきものあれば厳正な対処必要」 国内では2件の検挙把握

アメリカでまん延し、社会問題となっている合成麻薬フェンタニルについて、警察庁長官は「刑事事件として取り扱うべきものがあれば、厳正に対処する必要がある」と話した。
フェンタニルはもともと、がんの痛みの緩和などの医療用に開発された鎮痛薬だが、アメリカでは近年、密造されたものがまん延し、過剰摂取によって多くの人が命を落としている。
警察庁はこれまで、日本国内で関連する事件を2件把握していて、1つは、麻酔科医が医療用のフェンタニルを自分に注射したとして逮捕された事件、もう1つは、医療用のフェンタニルの貼り薬を処方された女が交際相手の男性に貼り、薬物中毒にさせ死亡させたとして逮捕された事件だという。
警察庁長官は会見で、「刑事事件として取り扱うべきものがあれば厳正に対処する必要があると認識している」と話した。
参照元:Yahoo!ニュース