英ヒースロー空港閉鎖につながった変電所火災、設備管理に問題と当局

ヒースロー空港の外観を撮影した写真

英ロンドンのヒースロー空港が停電で閉鎖する事態となった今年3月の変電所火災について、電力・ガス管理機関の国家エネルギー・システム・オペレーター(NESO)は2日、適切なメンテナンスが行われていなかった変電所内の設備のトラブルが原因だったとの報告書をまとめた。

エネルギー規制機関Ofgemは、報告書を受け、ナショナル・グリッド・エレクトリシティ・トランスミッションに対する正式調査を開始したと発表した。

NASOは、変電所内の高圧ブッシングという絶縁装置に水が入り込んだことが大きな障害につながったと指摘した。

2018年に水分測定値が上昇していたが対応が取られなかったし、ナショナル・グリッドの管理体制に問題があるとの見解を示した。

ミリバンド・エネルギー相は、この報告書は「深く懸念される」と述べた。

参照元:REUTERS(ロイター)