「渋谷の竪穴式住居」解体へ ミキプルーンの旧東京本部、一帯の再開発で40年の歴史に幕

ビジネスマンをイメージした写真

円錐形のユニークな形から「渋谷の竪穴式住居」とも呼ばれている東京・渋谷のビルが再開発のため取り壊されることになった。

今月から解体作業が本格化し、40年の歴史に幕を閉じる。

解体されるのは栄養補助食品「ミキプルーン」で知られる三基商事(大阪市)の旧東京本部ビル。

渋谷3丁目の警視庁渋谷署裏手にある。

ホテル川久(和歌山県白浜町)などを手掛けた建築家、永田祐三氏が竹中工務店在籍中に設計し、昭和60年に完成した。

竪穴式住居ではなく、メキシコにあるマヤ文明の遺跡、ウシュマルをモチーフにしている。

鉄筋コンクリート造。

窓が少ないので分かりにくいが、地下1階、地上8階建てだ。

三基商事が東京支社(後に東京本部)として令和4年まで使用した。

解体は隣接する5つのビルと並行して行われ、来年5月までの完了を目指している。

一帯は今後再開発され、金王八幡宮や渋谷川の自然を生かしつつ、IT企業を集めた地帯に生まれ変わる予定だ。

参照元:Yahoo!ニュース