元警視庁巡査部長に有罪 捜査先から3000万円窃盗 東京地裁

東京地裁をイメージした写真

捜査で訪れたアパートに侵入して現金計約3000万円を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた元警視庁蒲田署巡査部長、小林元気被告(45)=懲戒免職=の判決が24日、東京地裁であった。

江口和伸裁判官は小林被告に懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

江口裁判官は、死亡して発見された高齢男性の自宅で職務中に見つけた現金を盗んだことについて、「警察官の立場を悪用し、信頼を著しく害する悪質な犯行」と指摘。

「被害総額も非常に高額で結果も重大。責任は重い」と非難した。

一方、小林被告が全額を返還して遺族と示談が成立し、自首して反省していることなどから執行猶予を付けた。

言い渡し後、江口裁判官は「今回犯した罪についてよく考えて生活してください」と説諭した。

参照元:Yahoo!ニュース