MLB 選手、球審、スタッフが次々に 各地の猛暑デーゲームで体調不良者が続出 マ軍監督「ひどかった」

大リーグは21日(日本時間22日)、各地で試合が行われ、セントルイスで行われたカージナルス―レッズ戦、シカゴで行われたカブス―マリナーズ戦でそれぞれ選手、球審、球場スタッフが体調不良を訴える場面があった。
セントルイスで午後1時16分に開始されたカージナルス―レッズ戦ではレッズのデラクルスが4回の守備中に嘔吐。
嘔吐したのに気づいた二塁マクレーンがタイムをかけ、試合がストップ。
トレーナーがベンチから飛び出し、デラクルスはグラウンド上に座り込み、腹部を押さえてつらそうな様子を見せた。
その場で処置を受けてプレーを続行し、フル出場。
7回には一時勝ち越しとなる2ランを放ったが、試合はサヨナラ負けを喫した。
この日の気温は33度の猛暑。
レッズのテリー・フランコナ監督は「水をたくさん飲んでいたが、それを吐き出してしまった」と明かした。
シカゴで午後1時20分に開始されたカブス―マリナーズ戦では、34度の猛暑の中で試合が行われた。
この試合はチャド・ウィットソン球審が5回終了後、体調不良を訴えて途中交代。
約10分試合が中断し、6回からは二塁塁審だったデクスター・ケリー氏が代わりに球審を務め、その後は3人で試合を裁いた。
また、7回途中から救援登板し、8回も回またぎで登板したマリナーズの左腕ソーントンが1死からカブス・ハップに四球を与えると、マウンド付近でしゃがみ込み、トレーナーらが駆けつけた。
水分補給をしたもののふらつきが見え、最後は自力で歩くことができずウィルソン監督らの肩を借りながらベンチに戻った。
指揮官はソーントンについて「少し熱中症気味だった」と説明。
ウィットソン球審についても「彼は同じような症状だった。気分が悪くなっていた。ダグアウトで何回か吐いて、そこから彼を手当てした。今日の暑さは本当にひどかったよ」と明かした。
カブスの球団広報は、試合後に球場スタッフが熱中症と思われる症状で倒れたと発表。
球場内で手当てが行われ、処置後は自力で帰宅したという。
また、球場内に冷却ミストと冷却ステーションとして使用するバスを用意することも明かした。
参照元:Yahoo!ニュース