公明党の山口元代表が政界引退 遊説先で「なっちゃん」コールの人気 党内からも高い評価

公明党の斉藤鉄夫代表は20日の党会合で、元代表の山口那津男参院議員=東京選挙区が、夏の参院選に出馬せず、政界を引退すると明らかにした。
山口氏の任期は平成21年9月から連続8期15年で、10年の公明党再結成以降で最長だった。
山口氏は「心がけてきたことは、ライフワークとして、一つのテーマをしっかりと追いかけていくことだ」と地雷の除去支援などに取り組んだ議員生活を振り返り「お世話になった方々からいただいた恩を、次の世代に送り伝えたい」と述べた。
歴代最長の任期は「ピンチヒッター的な就任」(山口氏)から始まった。
平成21年の衆院選で当時の太田昭宏代表が落選し、辞任したことを受けて、同年9月に代表に就いた。
24年に自公が政権復帰を果たした後は、連立与党の党首として安倍晋三、菅義偉、岸田文雄各首相を支えた。
穏やかな人柄による親しみやすさから遊説先では「なっちゃん」コールが沸き起こるなど人気が高く、支持母体の創価学会からの信頼も厚かった。
「余人をもって代えがたい人だ」(中堅議員)などと党内からも高く評価されていた。
参照元:Yahoo!ニュース