神戸空港で小型機胴体着陸 国の運輸安全委員会が現地調査 航空学校への聞き取りなど実施へ

神戸空港の全景を撮影した写真

5月31日夕方、兵庫県の神戸空港に小型機が胴体着陸し、滑走路が約5時間にわたって閉鎖された事故を調査するため、6月1日午前9時ごろ、国の運輸安全委員会の調査官が小型機を使用していた神戸空港の近隣にある航空学校に入った。

担当者は調査に際し、「できる限り早く調査報告書をまとめたい。現段階では原因を探して再発防止策を立てるのが一番の目的」と報道陣に話した。  

31日午後2時半ごろ、「ヒラタ学園」の小型機が、訓練中に胴体着陸した。

「ヒラタ学園」によると、小型機には60代の機長と訓練生2人の計3人が乗っていましたが、けがをした人はいなかった。

小型機は、午後2時ごろから、着陸と離陸を繰り返す「タッチアンドゴー」と呼ばれる訓練を行っていて、車輪を出し忘れた可能性もあるということだ。

事故の影響で滑走路が約5時間にわたり閉鎖され、30便以上が欠航した。

国の運輸安全委員会は「重大インシデント」に該当するとして、ヒラタ学園への聞き取り調査のほか、事故を起こした機体の確認などを行う見通しだ。

ヒラタ学園をめぐっては、関西広域連合などから運航を委託されているドクターヘリについて、不適切な整備が行われていたことが明らかになり、5月28日、国土交通省大阪航空局から事業改善命令が出ていた。

参照元:Yahoo!ニュース