ハブが「うり坊」を丸のみ 専門家、相当つらかったはず 加計呂麻島

イノシシの子ども「うり坊」を捕食した毒蛇ハブが12日、鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島で見つかった。
捕獲した同町渡連の籾山真佐一さん(74)は「仕事の傍らハブを捕って40年になるが、ネズミや小鳥をのみ込むハブを見ることはあっても、うり坊は初めて。びっくり仰天した」と話した。
籾山さんは同日午前6時半ごろ、車で出勤中に生間の県道脇の草むらで、体の一部を大きく膨らませてじっとしている全長約170センチのハブを発見。
動きは鈍く、捕まえて会社に運び体を割いたところ、全長約35センチのうり坊の死骸が出てきたという。
奄美大島で40年間ハブの研究をした農学博士の服部正策さん(72)=島根県=は「珍しい写真。餌としてのみ込んだと思う」と推測。
過去に一度、徳之島で撮影された同様の写真を見たことがあるとも話し、「写真を見る限り胃まで達しておらず、心臓あたりを通過中でハブも相当つらかったはず。うり坊がハブ毒で死んだのか、死骸があったのかは分からない」と語った。
参照元:Yahoo!ニュース