内藤哲也 たこ焼き屋〝電撃就職 解雇〟の一部始終 集客力に驚いたおばちゃんが本業専念のススメ

元新日本プロレスの内藤哲也(42)が17日、まさかの〝転職〟に失敗した。
5月4日で新日本を退団し「無職」をアピールしていた内藤は、何と行きつけのたこ焼き屋「たこQ」(東京・江東区)に電撃就職。
ゲリラ出勤によって店は大盛況となったが、わずか一日でやむなく解雇となった。
業界随一のレスラーの身に一体何があったのか?
6月としては記録的な猛暑となったこの日、都内のたこ焼き屋に制御不能な履歴書が届いた。
現住所「JAPON(はぽん)」と書かれた男の職歴は「2025年5月、新日本プロレス退団」…。
これは誰がどう見ても内藤哲也本人だ。
たこQのおばちゃんが難しく考えず採用してしまい、何と店頭にてソフトクリームを作ることに…。
シフトも17~21時に決定し、初めての職業体験が電撃決定した。
出勤前の内藤を直撃すると「5月5日以降、無収入が続いてるわけですから、俺は。どうやって食べていこうか考えた時、最初に思い浮かんだのがたこQ。通うようになってこの数年間、プロレスでうれしかったこと、悲しかったこと、どうすればいいかとか悩みながら食べた味が忘れられない」と心境を告白。
「どうやって食べていくか」ではなく「何を食べたいか」で行動に移してしまったものと見られる。
内藤が店頭に立つと同時に、SNSで告知を見つけた行動力の塊ウナギ・サヤカが来店する。
ソフトクリーム片手に、ちゃっかり自主興行への出場をオファーしてきたウナギだったが、内藤は柳に風。
「出ません」と丁重に断り、たこ焼き屋店員としての職務をまっとうする。
それにしてもさすがは当代随一の人気レスラー、内藤の接客を目当てに平日の唐突な出勤にもかかわらず400人以上のお客さまが押し寄せ大行列が発生。
内藤は予定を大幅に超える23時までの残業を余儀なくされ、改めてその人気ぶりを証明した。
しかし閉店後には〝非情通告〟が…。
あまりの盛況ぶりに困惑したおばちゃんから「内藤さん、これだけたくさんのファンがいるんじゃないの。42歳なんてまだまだ若い。プロレス辞めてからもたこ焼き屋はできるんだから」と、温かい励ましで本業専念を勧められ、この日限りでたこ焼き屋は廃業となった。
これには内藤も「確かにプロレスに未練がある状況で焼いても、100%のたこ焼きは生まれないだろうなと。俺が焼くときは、100%たこ焼きに向き合えるようになってからの方がいいんだろうなと」と今さら納得。
「久しぶりにお客さまと直接触れた機会はうれしかったですね。そしてやっぱり、お客さまはソフトクリームを作っている内藤哲也だけでなく、プロレスのリングに上がる内藤哲也も見たいだろうし、俺自身もお見せしたいなと思いました」とモチベーションが高まった様子だ。
BUSHIとのユニットが「ロス・トランキーロス・デ・ハポン」に決まった内藤は、今後の活動について「ユニット名は決まってるけど、現段階で具体的にいつから、どこのリングでプロレスをするのかは決まってないです」。
現在は体のメンテナンスが順調に進んでいるというが「いい部分もあるけど悪い部分もあるんですよ。特に試合勘とか。1か月休むにしても20代の時と40代では全然違いますから。そのあたりは早く動かなきゃいけないなと思っている自分もいるので、またリングに立つ日を、なるべく早いうちに決めたいですね」と明言した。
ともあれ制御不能な一日で労働の大変さも思い知った。
「さすがに今日はカンサード(スペイン語で疲れた)だからファミレスに行く元気はないな…。食事代が浮いた分、現金もらっていいかな」と、整列を手伝った記者に対して、たこQのおばちゃんがくれたバイト代までかすめ取り、伝説のたこ焼き屋店員はさっそうとたこQを去って行った…。
参照元:Yahoo!ニュース