インド失業率、5月は5.6%に上昇 収穫期終了で農業部門雇用減る

インドの国旗を撮影した画像

インド統計局(NSO)は16日、5月の失業率5.6%に上昇したと発表した。

4月は5.1%だった。

収穫期終了に伴う農業活動の減少が一因だった。

都市部と農村部の両方を対象とする労働力データとしては、2回目の月次発表となる。

それまでの雇用統計は、都市部については四半期ごとに、都市部と農村部については年に1度発表されていた。

女性失業率は5.8%で、男性の5.6%をやや上回った。

都市部の若年層(15─29歳)の失業率は4月の17.2%から17.9%に上昇。

農村部では同12.3%から13.7%に上昇した。

農村部では、主に収穫後の農業活動減少から同部門の就労者割合が4月の45.9%から43.5%に低下し、製造業やサービス業へと移行した。

参照元:REUTERS(ロイター)