インド、年末までにEUと貿易協定締結の見通し モディ首相

インドの国旗を撮影した画像

インドのモディ首相は16日、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)を今年末までに締結する見通しを示した。

2026年上期にEU議長国を務めるキプロスも、インドとEUの関係強化が優先事項との認識を示した。

モディ氏はインドの世界貿易政策を推進するため、キプロスを公式訪問しており、キプロスとの経済関係の拡大には無限の可能性があると述べた。

フリストドゥリディス大統領との共同声明で、「われわれは今年末までに互恵的なインド・EU貿易協定をまとめるべく取り組んでいる」と語った。

インドは海上輸送と鉄道輸送により、中東を経由してインドと欧州を結ぶ構想「インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)」の実現を目指している。

モディ氏は「IMECがこの地域の平和と繁栄への道を開くという点で一致している」と述べた。

フリストドゥリディス氏は「EUとインドの関係強化は、キプロスのEU議長国としての優先事項の一つになる」と述べた。

両国は英連邦加盟国として緊密な関係にある。

参照元:REUTERS(ロイター)