元増位山が死去、76歳 歌手でも活躍、初の親子大関 大相撲

故人をイメージした画像

大相撲の元大関2代目増位山で、歌手としても人気を集めた沢田昇(さわだ・のぼる)さんが死去したことが17日、分かった。

複数の関係者が明らかにした。

76歳だった。

体調を崩し、療養していた。

戦後に活躍した初代増位山の長男として東京都で生まれ、父が師匠だった三保ケ関部屋に入門。

1967年初場所で同部屋の北の湖(元横綱、故人)と共に初土俵を踏んだ。

70年春場所新入幕、73年初場所で新三役。

80年初場所後に大関昇進を果たし、史上初の親子大関として話題を呼んだ。

日本相撲協会に届け出た出身地は兵庫県姫路市。

柔軟な足腰を生かした多彩な技を武器に技能賞を5回獲得。

内掛けなどの足技も得意だった。

81年春場所限りで現役を引退。

84年に三保ケ関部屋を継承し、小結浜ノ嶋(現尾上親方)らを育てた。

相撲以外にも、歌や絵画など多方面に才能を発揮した。

現役だった72年に歌手としてデビューし、77年に発売された「そんな女のひとりごと」は100万枚を超える売り上げを記録。

2013年に相撲協会を定年退職してからは本格的に歌手活動に取り組んだ。

参照元:Yahoo!ニュース