三井住友FGとSBI、資産運用助言で新会社 5年後に10兆円

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三井住友フィナンシャルグループ(FG)とSBIホールディングス(HD)は16日、個人に資産運用を助言する新会社を設立すると発表した。

富裕層を主な対象にデジタルと対面を組み合わせたサービスを2026年春から展開する。

三井住友FG側が計6割、SBI側が同4割を出資する準備会社を25年7月をめどに設立する。

新会社は5年後に運用資産残高10兆円を目指す。

三井住友FGの中島達社長らが同日記者会見し、「スマホ金融が普及するとデジタル富裕層が加速度的に増加する。大きなマーケットになる」と狙いを述べた。

SBIの北尾吉孝会長兼社長は「新会社設立でデジタル金融商品を次々と投入する土台ができた」と語った。

三井住友FGはSBIに約9%出資する筆頭株主だ。

個人向けデジタル金融サービスで業務提携し、SBI証券などと提携して23年から携帯アプリを通じた総合金融サービス「Olive(オリーブ)」を展開してきた。

新たな上位ランクカードを新設する。

新会社には、SMBC日興証券や三井住友銀行、SBI証もそれぞれ出資する。

まず100人規模の人員でスタートする。

手数料の安さを強みとするSBIと、顧客のニーズに応じた提案力を培ってきた三井住友FGの両社グループのスタッフをそれぞれ派遣してサービスを提供する。

参照元:Yahoo!ニュース