エルサルバドルに誤送還の男が米に帰国、不法移民移送で訴追

エルサルバドルの国旗を撮影した画像

3月にエルサルバドルへ誤って強制送還された男が米国に帰国した。

ボンディ米司法長官は6日の会見で明らかにしたもので、男は米国に送還され、不法移民の移送にかかわったとして刑事起訴された。

男はキルマー・アブレゴ・ガルシア被告で、ボンディ長官によると「過去9年間にわたり外国人密輸組織で重要な役割を果たしていたと認定した」として、先月21日にテネシー州の大陪審が起訴した。

アブレゴ・ガルシア被告は、トランプ政権が3月、犯罪組織のメンバーをエルサルバドルに強制送還した際、これを免れる保護資格を持っているにもかかわらず送還された。

連邦最高裁判所は帰還を命じていた。

今回の起訴を受け米当局がエルサルバドル政府に逮捕状を提示し、同国のブケレ大統領が男を帰還させることに同意した。

有罪判決を受けた場合、刑期を終えた後にエルサルバドルに強制送還されるという。

参照元:REUTERS(ロイター)