芝生に潜む”刺客” 外来植物 「メリケントキンソウ」に要注意!足裏にチクリと痛み

メリケントキンソウを撮影した画像

芝生の中に紛れて生息している、外来植物の「メリケントキンソウ」、宮崎県内では今の時期、公園や幼稚園のほか、住宅の庭でも広く確認されているようだ。

鋭いトゲがあり、肌に刺さると、けがをするおそれもある「メリケントキンソウ」、その実態と対処法を取材した。

(玉岡克希記者)「こちらは宮崎大学の学内農場の脇道です。ここにはたくさんのメリキントキンソウが生えていて、実際に触ってみると、針がささったような痛みを感じます」

“芝生の中の刺客”とも呼ばれる「メリケントキンソウ」。

南アメリカ原産の外来植物で、県内では2010年頃に初めて発見された。

メリケントキンソウは芝生の中などに生えやすく、春から初夏にかけて硬く鋭い2ミリほどのトゲを持つ種が特徴。

その種が乾燥すると、トゲがさらに強くなり、足の裏や手のひらに刺さるとケガをするおそれもある。

宮崎市佐土原町の光が丘幼稚園。

園庭で元気に走り回る子どもたちの足元にも、メリケントキンソウが…

(光が丘幼稚園 下苙敏大 園長)「子供たちが、踏んだら痛いという報告がありまして、何だろうということで見始めたら、やっぱりちょっとトゲのある草がありまして・・・」

園では、子どもたちが裸足で遊ぶことから除草剤は使わず、職員が手作業で雑草を取り除いている。

ただ、メリケントキンソウは、小さくて目立たないため他の草に紛れて、発見が遅れることも。

(光が丘幼稚園 下苙敏大 園長)「群生してれば分かりやすいのですが、いろんなところに、いろんな草と紛れて生えてるので、なかなか全体を見て全部除去するというのは難しいです」

いたるところに見られる「メリケントキンソウ」。そもそも、どのように生息域を広げているのでしょうか?

(宮崎大学農学部 松尾光弘 博士)「種子の一部がトゲのような形をしてますので、そこの上に何か(長靴など)があるとそこにトゲが刺さって、刺さったものにくっついて移動する」

生息している場所を人や動物が歩き靴や足の裏などに種がくっつくことで知らないうちに新しい場所へと運ばれている「メリケントキンソウ」。

その繁殖能力は高く、県内では芝生のある学校や公園だけでなく、住宅などにも生息域が広がっているという。

「メリケントキンソウ」は、一度繁殖してしまうと根絶することが難しいとされるため、早期に発見し、除去することが必要だ。

(宮崎大学農学部 松尾光弘 博士)「一番いいのは”引き抜く”です。種がついていない段階で引き抜くのが一番いいのではないかと思います。(早めの対応が難しいときは)3月、4月になって徐々に生育が旺盛になってきたときに、発見できる機会は増えると思いますので、手で引き抜く(手段)もありますし、使うことができる場所であれば除草剤などを使ってもいいと思います」

芝生のやっかいもの「メリケントキンソウ」。

安全に外で過ごせるよう、適切な対策と日ごろからの注意が大切だ。

「メリキントキンソウ」が原因でサッカー大会の会場が変更された事例もあるそうだ。

除草剤が使えない場所もあるかと思いますが、メリケントキンソウはお湯をかけて枯らすのも有効的だという。

参照元:Yahoo!ニュース