元横綱白鵬の退職届、相撲協会が容認 本人は近日中に帰国し会見へ

相撲をイメージした写真

大相撲の元横綱白鵬・宮城野親方(40)が、角界を離れることになった。

日本相撲協会は宮城野親方から届け出のあった退職の意向を容認し、2日に開かれた臨時理事会で報告した。

宮城野親方はモンゴルへ帰郷中で、近日中に帰国後、会見を開く予定。

協会は昨年2月、弟子の暴力行為に関する報告を怠ったなどとして、宮城野親方を委員から最下位の年寄へ2階級降格と減俸処分を科した。

宮城野親方は部屋の運営を担う師匠の立場を外され、部屋は閉鎖状態に。

弟子たちを連れて同門の伊勢ケ浜部屋へ転籍した。

伊勢ケ浜部屋付きとなった宮城野親方は、指導姿勢などに改善が認められれば、自分の部屋を再開できることになっていた。

宮城野親方はモンゴル出身で、2000年に15歳で来日。

現役時代は史上最多の優勝45度を誇り、通算1187勝、幕内1093勝も歴代最多。

07年から歴代最長の14年以上にわたって69代横綱として角界を牽引(けんいん)し、21年9月に引退した。

一方、土俵上で感情をあらわにしたり、優勝インタビューで観客に万歳三唱を促したりするなど、振る舞いが問題視されたことも。

問題行動を起こさないという誓約書にサインし、年寄名跡(親方株)を襲名した。

「文春オンライン」が今年4月9日配信の記事で、宮城野親方が協会を退職する意向だと報じていた。

参照元:Yahoo!ニュース