備蓄米、大手コンビニ3社は随意契約の申請受理されず 各社再申請へ

政府備蓄米を巡り、大手コンビニエンスストア3社は29日、いずれも随意契約への申請が受理されなかったことを明かした。
「コメの取扱量が年間1万トン以上」との条件を満たさなかったためとみられる。各社は30日以降に再申請する見込み。
「弁当や冷凍食品などの『中食』用のコメも含めれば、年間1万トン以上いくのに……」。
あるコンビニ大手関係者は、申請が受理されなかったことを残念がった。
ファミリーマートは、27日に3000トンの仕入れを求めたものの、農林水産省が同日中に受け付けを一時休止。
大手小売り各社からの申請量が放出予定の20万トンに到達したためだ。
ファミマは1キロ432円で6月上旬以降に販売開始する方針だったが、備蓄米の入手時期が遅れるため「6月中の販売を目指す」として、30日にも再申請する予定だという。
セブン―イレブン・ジャパンも落選。農水省から「要件を満たしておらず対象外」と連絡があったという。
セブンは「スーパーとは違うニーズがある」(担当者)として、店頭販売時の備蓄米の分量や価格などを検討している。
ローソンは、農水省が受け付けを一時休止した後に申し込み、受理されなかった。
30日、中小事業者などを対象に受け付けが再開された際に参加する予定。
参照元:Yahoo!ニュース