スリランカ中銀が予想外の利下げ、成長加速と米関税対策で

スリランカの国旗を撮影した画像

スリランカ中央銀行は22日、政策金利を予想外に25ベーシスポイント(bp)引き下げ7.75%とした。

長引いた金融危機を受けて経済成長加速を促し、米関税に伴う影響を緩和するのが狙い。

ロイターが調査したアナリストとエコノミスト12人全員が政策維持を予想していた。

中銀は「世界的な不確実性とインフレ圧力の弱まりの中、この慎重な金融緩和政策はインフレ率を目標の5%に近づけるのに有効と理事会は考えている」と述べた。

スリランカは、国際通貨基金(IMF)による29億ドルの支援プログラム下で、3年前の深刻な外貨準備不足がもたらした金融危機から着実に回復してきた。

2024年には5%のプラス成長を達成。

世界銀行は今年の成長率を3.5%と予想している。

参照元:REUTERS(ロイター)