橋幸夫 認知症公表後初のステージ「は~い!私の名前知っています?」 歌詞しっかり歌う、観客温かい拍手

認知症をイメージした画像

歌手の橋幸夫(82)が21日、神奈川・小田原三の丸ホールで行われた「夢グループ20周年記念コンサート」に出演した。

20日に夢グループの石田重廣社長が会見し、橋が中等度のアルツハイマー型認知症を発症していることを公表して以来、初のステージとなった。

しっかりとした足取りで観客の前に姿を見せた橋は、出演者全員で「いつでも夢を」を大合唱。

物忘れや言葉の繰り返しなどの症状が出ているという橋だが、マイクを握ると一変。

しっかりと歌詞を口に伸びやかなハイトーンを響かせて、観客をひとまず安心させた。

ライブ後半に再び登場した橋は「は~い!こんにちは!私の名前知っています?橋幸夫です」とあいさつし、「潮来笠」「霧氷」を立て続けに披露した。

韓国歌手のZEROと新曲「絆」を歌唱する場面では、橋のパートでZEROがマイクにのらない程度で歌詞を耳打ちしてサポート。

サポートなしでも平気なほど歌詞をしっかり口にし、観客から温かい拍手を送られていた。

橋は2020年頃から失見当識が見られ、22年12月の精査で軽度のアルツハイマー型認知症と診断。

その後も症状が進行し、24年12月の精査で中等度と診断され、陳旧性脳梗塞を併発していることも明かされた。

症状の進行を遅らせる治療の一環でマイクを握り、歌手として仕事を続ける。

参照元:Yahoo!ニュース