GW中の山岳遭難203件で過去最多 目立つ首都圏、多い中高年

警視庁の外観を撮影した写真

4月26日~5月6日の大型連休中に全国で発生した山岳遭難は、前年の連休から23件増えて203件で、記録の残る1994年以降で最多となった。

警察庁が19日に発表した。

遭難は首都圏の周辺で目立つ。

203件を都道府県別に見ると、長野が28件で最も多く、神奈川16件、群馬14件、山梨12件が続いた。

遭難場所では、神奈川に連なる丹沢山塊が15件で最多だった。

遭難人数も過去最多で236人(前年比44人増)だった。

死者は21人で、7割超が滑落によるものだった。

行方不明者も2人いた。

遭難者全体の年代別では、60代が最多の50人で2割超を占めた。

70代45人、50代41人と続いた。訪日外国人は8人で、2023年1人、昨年2人と比べて多かった。

入山前に登山届を出していた遭難者は、全体の26.3%にとどまった。

警察庁は、気象情報を事前に確認して登山計画を立て、GPS機器などを装備して入山するよう呼びかけている。

参照元∶Yahoo!ニュース