米・イスラエルの新たなガザ人道支援、5月末までに開始 批判も

ガザ人道財団(GHF)は、イスラエルが主導して米国が支援するパレスチナ自治区ガザへの人道援助配給計画に基づき、5月末までにガザでの活動を開始する予定だと明らかにした。
一方、活動が本格化するまでの間、国連などによる物資配給再開を認めるようイスラエルに求めた。
3月2日以来ガザには人道援助が届いておらず、世界的な監視団は人口の25%に当たる50万人が飢餓に直面していると警告している。
イスラエルはイスラム組織ハマスが援助物資を盗んでいると非難。
残りの人質を全て解放するまで、ガザへの物資の輸送を妨害している。
人道援助配給計画は、新たに設立されたGHFが運営。
国連や援助団体の代わりに民間企業が参加し、特定の配給拠点から支援物資を配るというもので、イスラエルはガザ南部に配給拠点を設けるとしている。
米は国連と援助団体にGHFへの協力を要請しているが、公平性といった国連が長年掲げる原則が守られないのではないかと懸念もある。
参照元:REUTERS(ロイター)