サムスン、最薄スマホを発表 アップルに先手か

韓国サムスン電子は13日、これまでで最も薄型のスマートフォン旗艦モデル「S25エッジ」を発表した。
高価格帯機種で米アップルに対抗する。人工知能(AI)機能も高めた。
S25エッジは持ち運びやすいスマホへの需要が20代や30代を中心に高まっていることを踏まえ、プリント回路基板など内部部品の厚みを減らすための構造変更を行った。
サムスンは「利用者はより薄型で持ち運びやすく、かつパフォーマンスを犠牲にしないものを求めている」と述べた。
アナリストは同社の発表について、今年後半に薄型iPhoneを発売するとみられるアップルに先行するため戦略的なタイミングで行われたとの見方を示した。
S25エッジは韓国で今月23日、米国で同30日に発売される。
中国や欧州など約30カ国で展開するという。
価格は1099ドルから。
画面サイズ6.7インチ、厚さ5.8ミリでS25のベーシックモデルより大きいが、重さはわずかに上回るだけだ。
サムスンの最新AI機能を搭載し、視覚や音声を通じてリアルタイムで端末と対話したり、カメラを使って質問したりできるマルチモーダルAIも備えている。
参照元:REUTERS(ロイター)