リンゴ病の全国の患者数が1医療機関あたり「1.30人」 過去10年で最多に

りんご病をイメージした画像

頬が赤くなるいわゆる「リンゴ病」の全国の医療機関から報告された患者数が、過去10年で最多となった。

妊娠中の女性は注意が必要だ。

両頬に赤い発疹が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる「伝染性紅斑」は、発熱や咳などの風邪の症状がみられる子どもに多い感染症だ。

国立健康危機管理研究機構によると、全国およそ2000の小児科で、先月27日までの1週間に報告された患者数は、3週連続で増加し1医療機関あたり1.30人で、過去10年で最多となった。

都道府県別では、▼最も多い栃木県で4.56人、▼次いで群馬県で4.36人などとなっている。

基本的に症状は軽いものの、これまでに感染したことのない妊娠中の女性が感染すると、流産につながったり胎児に異常が出たりする可能性があるため、厚生労働省は妊婦に対し基本的な感染対策を行うことなどを呼びかけている。

参照元:Yahoo!ニュース