新生児取り違え訴訟で東京都が控訴断念 生みの親の調査命じる東京地裁判決が確定へ 小池知事が表明「都として深くお詫び」
67歳の男性が出生直後に別の新生児と取り違えられ、東京地裁が都に調査するよう命じた裁判をめぐり、東京都の小池知事はさきほど、控訴しないと明らかにした。
都内に住む江蔵智さん（67）は1958年、都立の産院で生まれた直後に病院のミスで他の新生児と取り違えられた。
江蔵さんは都に対して生みの親を探すよう調査を求める訴えを起こし、東京地裁は今月21日、都側に調査を命じる判決を言い渡した。
江蔵さんと代理人は今月24日、東京都庁で都の担当者と面会し、速やかな調査開始と裁判で控訴しないよう求めていた。
東京都の小池知事はさきほど開かれた定例記者会見で、江蔵さんに謝罪したうえで、控訴しないと明らかにした。
小池百合子 都知事「今回の判決を受け入れまして、控訴しないことを決断をいたしました。都はこの判決を尊重いたしまして、調査を実施いたします」
小池知事はこのように述べ、江蔵さんの生みの親を探す調査を行うと明らかにした。
参照元：Yahoo!ニュース
