八潮陥没事故、本格復旧に5~7年 運転手救出は5月中旬以降

埼玉県八潮市で1月、道路が陥没してトラックが転落した事故で、県は23日、周辺の下水道の本格的な復旧と対策工事の完了には5~7年かかるという見通しを示した。
トラックの運転手は行方不明のままで、県は今年5月中旬以降に救出に当たる方針。
23日に開かれた、復旧工法を検討する第三者委員会で明らかにした。
県下水道局によると、陥没で破損した下水道管(直径4.75メートル)を新しいものに交換した上で、現場周辺の管を約2キロにわたって複線化する大規模な工事が必要になる。
現場は流域12市町の大量の汚水が最終的に集まる地点で、下流側には他にも劣化した管がある。
複線化には、今後の修理や点検のための代替ルートを確保する狙いがある。
現在、現場周辺では応急的に汚水を迂回(うかい)させるバイパスなどの工事が進んでいる。
それらが完了してから運転手を救出し、本格的な復旧に着手する見通し。
参照元:Yahoo!ニュース