ガーナで「魔女狩り」相次ぐ 被害防止で法制化要請 国際人権団体

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは14日、アフリカ西部ガーナで「魔女」と疑われた何百人もの女性が殺害されるなど、人権侵害に遭っていると明らかにした。
同国政府に対し、迫害を法律で禁じるよう要請した。
アフリカ西海岸の農村では今も魔法が広く信じられている。
アムネスティによると、病気や死といった悲劇的な出来事の後、家族や地域内で魔女狩りが始まる。
疑われた女性は家を追われ、ガーナでは家族や地域の許しを得ない限り、祈祷(きとう)師が営むキャンプで残る生涯を過ごす。
ガーナ国会は2023年、魔女狩りを禁じる法案を可決したが、いまだ成立していない。
アムネスティは、同国は被害者保護のための十分な措置を取っていないとした上で、啓発活動を進める必要性があると強調した。
参照元:Yahoo!ニュース