「同情するなら血をくれ」八代広域消防幹部職員が掲示板に不適切表現で献血呼びかけ

献血をイメージした画像

3月、八代広域消防本部の幹部職員が職員用の電子掲示板に「同情するなら血をくれ」などと不適切な表現で献血への協力を呼びかけていたことが分かった。

消防本部は「輸血を必要とする方に大変失礼な表現だった」とコメントしている。

「同情するなら血をくれー」

これは3月13日、八代広域消防本部の全職員が業務で使用する電子掲示板に掲載された献血への協力を呼びかける文書のタイトルだ。

さらに文書はこう締めくくられていた。

「溜まりに溜まっている若い職員は八代署に集まれ!抜いてスッキリしよぉー!」

関係者によると、書き込みを行ったのは消防本部に勤務する幹部職員で、掲示板を見た複数の職員が「不適切な表現だ」などと指摘し、その後、修正されたという。

書き込みを見た消防職員は・・・。

「人命を救う立場の人間が公文書とも言える掲示板でなぜこういう文言を使うのか理解できない」

また、献血業務を行う熊本県赤十字血液センターの関係者は「事業所単位での協力は非常にありがたいが、募集の表現としては不適切な言葉だ」と指摘しています。

取材に対し、八代広域消防本部は事実を認めた上で「輸血を必要とする方々に大変失礼な表現で申し訳ない。再発防止に努める」としている。

参照元:Yahoo!ニュース