米大統領、防衛費増含め対日交渉 安保条約は不公平と重ねて不満

トランプ米大統領は10日、「米国は日本を守るが、日本はわれわれを守る必要がない」と改めて述べた。
日米安全保障条約は不公平だと重ねて不満を表明。
両政府による今後の貿易交渉で、日本に防衛費や在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額を要求し、米国にとって有利な取引を狙う構えを見せた。
ホワイトハウスでの閣議中、記者団に各国との貿易不均衡の是正を訴えながら日本にも言及し「われわれは数千億ドルも払って守るが、彼らは何も支払わない。われわれが攻撃されても、彼らは何かをする必要はない」と主張した。
トランプ氏は8日、SNSへの投稿で、各国と「貿易や関税以外の課題も取り上げて交渉する」とし「ワンストップ・ショッピング(まとめ買い)だ」と表現。
さまざまな懸案を包括的に扱うことは「美しく、効率的だ」と自賛していた。
トランプ氏は3月にも、日米同盟は片務的だとする発言をしていた。
安保条約は日米関係の基軸で、米国の対日防衛義務だけではなく、日本による米国への基地提供義務も規定している。
参照元:Yahoo!ニュース