習氏が東南アジア歴訪 対米にらみ外交強化 14日からベトナム、マレーシア、カンボジア

中国の国旗を撮影した画像

中国外務省は11日、習近平国家主席が14日からベトナム、マレーシア、カンボジアの東南アジア3カ国を歴訪すると発表した。

中国はトランプ米政権との間で追加関税の応酬が激化しており、同じく米国の関税圧力にさらされている周辺国との連携を強める考えとみられる。

発表によると、習氏は14、15両日にベトナムを訪れ、15~18日にマレーシアとカンボジアを訪問する。

マレーシアは今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務めており、習氏は訪問を通じてASEANとの関係強化も進めるとみられる。

習指導部は今月8、9両日に北京で「中央周辺工作会議」を開催。

周辺国との戦略的相互信頼を強固にすることや、「サプライチェーン(供給網)の協力を強化し、地域の安定を共同で守る」といった方針を示した。

米国には触れていないが、対米をにらみASEAN諸国など周辺国との連携を進めるとみられる。

参照元:Yahoo!ニュース