広末涼子容疑者 取り調べ不十分と捜査関係者 10日間の勾留が認められる 傷害容疑で逮捕(静岡)

傷害の疑いで逮捕され10日間の勾留が認められた俳優の広末涼子容疑者(44)について、10日までに捜査機関の取り調べが十分にできなかったとみられることがわかった。
傷害の疑いで逮捕された俳優の広末涼子容疑者。
逮捕から3日目となった11日。
(清水将光 記者)「勾留決定が発表され、最大19日まで勾留されることとなりました」
身柄のある浜松西警察署では・・・・
(高山 基彦 アナウンサー)「勾留決定の一報が出ますと、現場は一気に慌ただしくなりました」
釈放されるのか勾留されるのか注目が集まる中、地検浜松支部は裁判所に勾留を請求し認められた。
最長で今月19日まで身柄を拘束した状態で取り調べが続くこととなる。
検察は勾留を請求した理由を明らかにせず、捜査関係者によると、10日までに広末容疑者の取り調べが十分にできなかったとみられることが分かった。
逮捕後の警察の取り調べで、広末容疑者は大きな声を上げるなど興奮し、一時、落ち着かない様子もみられ、「言葉のキャッチボールができない状況もあった」という。
10日、県警は危険運転傷害の疑いで、広末容疑者が暮らす都内の自宅を家宅捜索。
捜査関係者によると、交通や薬物関係などの捜査員が実施したという。
“危険運転”とは「アルコールや薬物の影響で正常な運転が困難な状態で運転すること」や「制御できない速度での運転」などの行為があげられる。
4月7日、広末容疑者は掛川市内の新東名高速・上りを走行している際に、大型トレーラーに追突する事故を起こした。
事故直後、広末容疑者が高速道路上で立ったり座ったり歩き回ったり落ち着かない様子だったのを現場に駆け付けた警察官が確認。
また、現場に目立ったブレーキ痕はなく、車は壁にぶつかり停止したとみられていて、広末容疑者のほかマネージャーとみられる男性がけがを負い、病院に搬送された。
診察待ちの際には院内を歩き回り、制止させようとした看護師を複数回蹴るなどし、けがをさせた疑いで現行犯逮捕されている。
事故を起こす直前にも浜松市内のサービスエリアに立ち寄ったときには「広末でーす」と見知らぬ人に声をかけ、体を触ったり大声を上げたりしていたという。
家宅捜索は事件前後の言動を踏まえて行われたとみられるが、違法な薬物などは見つからなかったという。
また、簡易検査では大麻や覚せい剤などの違法な薬物は検出されていないとみられていて、今後は詳しい検査を実施する方針だ。
勾留期限は今月19日。警察と検察の調べが続く。
参照元:Yahoo!ニュース