工藤遥加がプロ15年目 4991日目で初優勝 工藤公康氏の長女

32歳の工藤遥加が首位に1打差の5アンダー3位から出て5バーディ、ボギーなし「67」でプレーし、通算10アンダーとして逆転優勝を飾った。
プロ15年目で悲願のツアー初優勝となった。
2011年のプロテスト合格から4991日目のツアー初優勝は、鬼澤信子の7242日に次ぎ史上2番目の長さ(1988年のツアー制施行前を含むと4番目)。
工藤は、通算224勝の元プロ野球投手で福岡ソフトバンクホークス監督を務めた工藤公康さんの長女。
兄は俳優の工藤阿須加さん。
優勝スピーチで「(初優勝という開花まで)自分のつぼみを大切に育ててこられた。これからも、ファンを楽しませられるようなプレーを心掛けて頑張っていく」と語った。
12歳でゴルフをはじめ、東北高入学時に本格的に競技に出場した。
日出高(現・目黒日本大高)を経て、2011年にプロテストに一発合格。
身長171cmの強靭(きょうじん)な体格から繰り出される豪快なショットを武器に、同年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝したが、ツアーでは長年シードに手が届かなかった。
2023年に「ツインフィールズレディース」で下部ツアー初優勝。
プロ15年目の今季はQTランキング51位でシーズンイン。
開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で27位に入り、自身2試合目となった今大会は直前の24日(月)に推薦出場が決まった。
29位から出た小祝さくらが7バーディ「65」をマークして、通算8アンダー2位。
河本結が7アンダー3位で終えた。
6アンダー4位に首位から出た小林光希と、泉田琴菜が入った。
同じく首位から出た宮崎出身の菅楓華は「73」と落とし、通算5アンダー6位だった。
ほかの宮崎勢では脇元華と柏原明日架が通算2アンダー22位、青木香奈子は通算3オーバー50位で終えた。
<上位の最終成績>
優勝/-10/工藤遥加
2/-8/小祝さくら
3/-7/河本結
4/-6/小林光希、泉田琴菜
5T/-5/佐久間朱莉、桑木志帆、神谷そら、菅楓華、入谷響、藤田かれん
参照元:Yahoo!ニュース