Z世代に人気 「ジェネリック〇〇」 海外では 「デュープ」「平替(ピンティー)」

ジェネリック医薬品を撮影した画像

今、若い世代を中心に「ジェネリック○○」と呼ばれる商品などが話題を集めている。

医薬品などでく聞く「ジェネリック」だが、若者たちにはどんなジェネリックがウケているのだろうか?

近年、Z世代の若者を中心に話題となっている表現「ジェネリック○○」。

これまで「ジェネリック」というと、独占的な販売期間が過ぎたため、同じ有効成分を使い安く販売される「ジェネリック医薬品」や、同じデザインで安く制作された「ジェネリック家具」などが知られてきた。

しかし、Z世代の若者には、もう少し幅広く「なんとなく似ていて、安い」くらいのライトな意味で受け取られ、人気を集めているようだ。

その筆頭と呼ばれる商品が、全国のドン・キホーテで取り扱われていると聞き、鳥取県米子市のMEGAドン・キホーテに伺った。

松原佑基 記者「若者に人気のジェネリック○○があると聞いてやってきたんですが、ありました、『ジェネリックフレグランス』って書いてありますけれども、こちらですかね。」

SNSを中心に話題を集めているのがドン・キホーテのオリジナル商品、「ジェネリックフレグランス」、全12種類のラインアップだ。

人気の理由というのが…

MEGAドン・キホーテ米子店 尾角達也 店長「お値段も安くて使いやすくて良かったという声があったり、中高生というかライトユーザーの方で、香水の入り口で手軽に使っていただいて、今も現状お使いいただいているミドルユーザーの方も、安心して手に取っていただいて、お試しいただければなと思います。」

使う人の年代を選ばず、ハイブランドの香水と似た香りを低価格で実現しているとあって、SNSでは、こんな声も…

「安いながらハイブランドのと同じような香りってことでお気に入り」

「低価格なのもだけどハイブランドの香水ほど強く香らないから気軽に使いやすい」

尾角店長は、「ジェネリック」という言葉の受け止め方にも世代によって、違いが出てきているのではないかと話す。

MEGAドン・キホーテ米子店 尾角達也 店長「僕らの世代だとジェネリック医薬品などどちらかというとお薬の方をイメージするんですけど、今のZ世代の方は、代替品というような認識が強くて、代わりに使えるコスパの良い物、タイパコスパなどの感覚が鋭いですからやっぱり進化しているのかなと思います」

価格が抑えられていて、有名商品と同じような満足感が得られるとなれば今の物価高のご時世、こちらを選ぶという人も多いかもしれない。

また、「ジェネリック○○」のような表現が流行っているのは、なにも日本国内に限らないようだ。

アメリカの若者の間では、「複製する」を意味するデュプリケイトから派生したスラング「デュープ」や「デュプス」が同じような意味で使われており、中国では、ブランド商品の「安価な代替品」を意味する 「平替(ピンティー)」といった言葉が流行っていて、世界的なトレンドとなりつつあるようだ。

参照元:Yahoo!ニュース