「多分、長時間の立ち仕事はできない体に」路線バスが乗車扉に64歳男性の手を挟んだまま発車 車外の男性はバス後輪にひかれ両足骨折の重傷 バス運行の西鉄「警察の捜査状況などを踏まえ総合的に判断した」事故を公表せず 福岡市中央区

西鉄バスの外観を撮影した写真

福岡市で2025年1月、60代の男性が西鉄バスにひかれ、大けがをしていたことがRKBの取材でわかった。

警察などによると、2025年1月福岡市中央区大名で、西鉄バスに乗車しようとした64歳の男性が、ドアに手を挟まれた。

バスがそのまま発車したため、男性は体勢を崩して転倒したが、その後、バスにひかれ、両足の骨を折る大けがをした。

西鉄によると、バスのドアには挟み込み防止のセンサーが付いているが、男性が手を挟んだ時には反応しなかったという。

その後の調査ではセンサーに異常は見つからなかったとしている。

交通事故の被害に遭った男性です。右足のふくらはぎを複雑骨折するなど、事故から2か月近くがたった今も入院生活を続けています。交通事故に遭った男性(64)「多分、長時間の立ち仕事は一生できない体になってるんだろうね。そういう意味では働くということに関してはハンディというのは付きまとうと思う。確認を徹底して2度と事故が起こらなければいいのかなと」西鉄は今回の事故について公表しておらず、その理由について「警察の捜査状況などを踏まえ総合的に判断した」としたうえで、「事故の原因を究明し、再発防止に努めたい」とコメントしています。警察は業務上過失傷害などの疑いもあるとみて、詳しく調べています。

参照元∶Yahoo!ニュース