米政権、ウクライナ子ども連れ去り追跡プログラムを終了 民主議員

米民主党議員らが、ロシアに連れ去られたウクライナの子ども数千人を追跡するプログラムの復活を求める書簡をトランプ政権に送る予定であることが分かった。
議員によると、トランプ政権は幅広い政府プログラムやほとんどの海外援助を削減する中、エール大学人道研究所が主導する同プログラムを終了したという。
これにより、研究者はウクライナから連れ去られた約3万人の子どもに関する衛星画像などのデータを含む大量の情報にアクセスできなくなった。
ロイターが18日に入手したルビオ国務長官とベッセント財務長官宛ての書簡は「データが恒久的に削除されたと考える理由がわれわれにはある。もしそれが事実であれば、壊滅的な結果を招くだろう」としている。
書簡はまた、子どもの移送に関与したロシアとベラルーシの政府関係者を処罰するために制裁措置を講じることも求めている。
書簡は19日に送付される予定。
参照元:REUTERS(ロイター)