中国の公園に「婚活」アピールの紙ずらり 親は懸命、若者は嫌悪感も

中国各地の公園では、結婚相手を探そうと年齢や職業、身長体重などを紹介する紙が並んだ光景が見られる。
独身の子どもを持つ親らが、わが子の結婚相手を探すために用意したもので、中国独特の「婚活」会場となっている。
東北部の遼寧省瀋陽市にある南湖公園。
週末になると、男女1人ずつの情報を記したA4大の紙がずらりとつり下げられる。
紙には生まれた年、職業などのほか、家や車を持っているといったアピール要素が書き込まれている。
連絡先の携帯番号のあとに「父親」「母親」と書かれたものも目立つ。
業者を通じて紙を手配したり、自分で手書きの紙を持って公園に来たり。
子どもの結婚のために親たちは懸命だ。
その紙を眺める側にもまた、真剣な親たちの姿がある。
ただ、こうした旧来のやり方に違和感や嫌悪感を抱く若者も少なくない。
中国では婚姻数が急速に減り、少子化の傾向も顕著だ。
婚姻数と出産数の減少を前に、中国政府は労働人口の減少や国力の衰退への危機感を強めている。
参照元:Yahoo!ニュース