違法な路上営業を繰り返す 東京・新橋の居酒屋「英勇屋三丁目店」に21日間の営業停止処分へ 道交法違反の疑いで60回以上の指導や警告

営業停止処分を受けている店舗をイメージした画像

許可なく路上にテーブルや椅子を並べて交通を妨げたとして書類送検された東京・新橋の居酒屋をめぐって、営業停止命令の行政処分が出たことがわかった。

違法な路上営業をしていた店に風営法に基づいて営業停止処分が出るのは全国で初めて。

行政処分を受けたのは、東京・新橋の居酒屋「英勇屋三丁目店」で、今月21日から21日間の営業停止となる。

この居酒屋をめぐっては、去年11月、道路使用の許可を得ず、店の前の路上で交通の妨害になる形で、客が利用するテーブルや椅子を並べたとして、居酒屋の運営会社「VNTVインターナショナル」とベトナム国籍の女性従業員(30代)が警視庁に書類送検されている。

警視庁は、この店に対し路上営業をやめるように繰り返し求めていて、おととし4月から去年10月までの間に、道路交通法違反の疑いで60回以上の指導や警告を行っていた。

違法な路上営業をしていたとして道交法上の警告を受けていた店が風営法に基づいて営業停止の処分を受けるのは、全国で初めてだ。

警視庁によると、東京・新橋周辺では、去年1月から11月の間に「席で道路が塞がれている」などの苦情が110番通報に97件入ったという。

警視庁は違法な店に対して、対応の強化を進めるとしている。

参照元:Yahoo!ニュース