トランプ米大統領、フーシへの大規模攻撃命じる

米国のトランプ大統領は15日、イエメンの反政府勢力フーシに対する大規模な攻撃を米軍に命じた。
トランプ氏はSNSで、フーシが「米国などの船舶、航空機、無人機に海賊行為やテロ行為などを繰り返してきた」と非難し、「やめなければ、見たことがないような地獄が降りかかるだろう」と警告した。
フーシは、イスラム教シーア派大国イランを後ろ盾とした中東各地の反米・反イスラエル武装組織による「抵抗の枢軸」の一角。
トランプ氏は、イランに対しても「フーシへの支援を直ちにやめよ。米国はあなたたちに全責任を負わせるだろう」と述べた。
トランプ氏は、米軍が「テロリストの拠点、指導者、ミサイル防衛施設に対する空爆を行っている」と述べた。
ロイター通信によると、フーシは、米軍がイエメンの首都サヌアを空爆し、少なくとも民間人13人が死亡し、9人が負傷したとしている。
トランプ氏が1月20日に大統領に就任して以来、中東で最大規模の米軍の軍事行動となる。
フーシは2023年10月にパレスチナ自治区ガザでイスラム主義組織ハマスとイスラエルが戦闘を開始して以降、ハマスとの連帯を掲げ、イスラエル攻撃や紅海で船舶の攻撃などを続けてきた経緯がある。
参照元:Yahoo!ニュース