ノースサファリに「一体どんな動物園なのか見ておきたい」、閉園発表後初の営業日も来訪者続々

動物園を撮影した画像

市街化調整区域内での無許可開発などの法令違反が相次いで発覚し、9月末までに閉園することが決まった「ノースサファリサッポロ」(札幌市南区)が15日、運営会社による発表から初めての動物園の営業日を迎えた。

現在も法令違反の状態が続いているが、午前10時の開園に合わせて家族連れらがこれまでと同様に訪れていた。

同園は約150種、計約500匹の動物を飼育しているとされ、1月下旬~3月下旬は土日と祝日に限って一部を展示している。

ただ、運営会社「サクセス観光」は10日、法令違反の発覚を理由に9月末までに閉園する方針を発表した。

この日は開園直後から来訪者の車が次々と駐車場に入り、北海道千歳市から家族4人で訪れた男性会社員(38)は「ここのニュースがたくさん流れているのを見た娘から『行ってみたい』とお願いされ、最後の機会だと思って来ることにした」と説明。

大学の卒業旅行中だという京都府の男性(22)も「一体どんな動物園なのか、閉園前に見ておきたかった」と話していた。

札幌市がこれまでに違法建築と認定した園内の施設は計156棟に上る。

同社は違法建築の撤去を2029年までに終えるとしているが、動物の引受先などは明らかにしていない。

参照元:Yahoo!ニュース